接続詞と文末表現を抜き出す

こんな人にオススメ!
・「想いはあるんだけど、文章が書けない・・・」と悩んでいる人
・接続詞や文末表現が単調になり悩んでいる人
・省エネで文章を書きたい人

 

「想い/メモ → 文章」の加速化で文章作成を楽しく!

今回は、負担なく文章を書くためのコツをお伝えします。「考えていることはたくさんあるのに・・・」、「メモはいつも取るんだけど、そこで終わってしまう・・・」と、悩んでいる方がいましたら、簡単にできますので、見て頂けたらと思います。

平成26年7月17日(木)のブログ、「良い文章はメモの取り方で決まる!?~文章を書く前にできる、苦手意識を取り除くちょっとしたコツ~ 」と併せて見ていただけると、「メモ→文章」の流れをよりスムーズにできると思います。

今回のポイント!
「言いたいことはあるんだけど、文章にできない・・・」という悩みは、考えていることを、上手くつなぎあわすことができないことに、原因があるように思います。そこで、接続詞や文末表現をリスト化し、文章を書くことへの負担を減らしていきましょう。

 

お気に入りの本を1冊用意しよう!

やり方は単純です。

  1. 好きな作家/学者の書いた本や論文を用意する
  2. 接続詞と文末表現を抜き出してリスト化する
  3. 考えていることを、箇条書きレベルで良いので書き出す
  4. 3で書き出したものに、2で作ったリストから、接続詞と文末表現を埋め込んでいく

ということをするだけです。

リスト化するものは、「接続するときに使えそうなもの、文を閉じるときに使えそうなもの」という、緩いくくりで構いませんので、「いいな!」と思ったものをリスト化しましょう。

考えと考えをつないでいく作業は労力がいります。そのときに諦めてしまうと、「自分には文章が書けないな・・・」と、文章作成に苦手意識を持ってしまいます。そこで、使用する接続詞や文末表現をリストから抜き出すだけで済むように省エネ化しておくと、実は文章作成はそれほど大変ではないことが分かります。

また、このやり方は他にも効能があります。

たとえば、使用する接続詞や文末表現がかぶらないようになるため、文章が上手く見え、読みやすくなります。加えて、「ここに、『しかし』を入れたらどう展開できるか?『ちなみに』の方が良いか?」というように、考えを誘発するのにも使えます。

ちなみに、自分は「『超』整理法」でおなじみの野口悠紀雄さんが好きで、野口さんの本からリストを作りました。強い文体でもあるため、説得力のある文に仕上がります。「風間の文は偉そうだな・・・」、なんて言われたこともありますが。笑

リストには、作者の特長が出てきますので、「どういった文体になりたいか?」と考えながら抜き出す本を選ぶと面白いですよ。

一度行ってみると便利さを体感して頂けると思いすので、是非行ってみて下さい。また、実物を見た方が早いと思いますので、下記に載せておきます。

接続詞と文末表現のリスト化例

慣れてきたら、発展で文章の型をリスト化してみよう!

実際に行い、文章を書くことが楽しくなってきましたら、発展として、お気に入りの作者の文章の癖をリスト化してみましょう。

「一般的に○○と言われている。
しかし、実際は××だと私は考える。
△△の調査によると、□□というデータもある。」

といったように、文章の型まで手に入れることができます。

「想いはわき上がってくるけど、文章にできない・・・」とあきらめてしまうのはもったいないです。省エネで簡単にできる方法ですので、是非試して下さい。そして、「言いたいこと」の内容をブラッシュアップする時間を作り、独自の意見をどんどん発信していって下さい!

チェックリスト
・「この人の文章は分かりやすい」と思える人はいるか
・自分は現在、どういった接続詞や文末表現を使用しているか