やらないことを決めよう

こんな人にオススメ!
・選対を組織している方
・ボランティアスタッフの方
・立候補した方

 

選対で「やらないこと」を決めよう!

今回も、選挙対策本部(選対)を切り盛りさせて頂いた実体験をもとに、選対の雰囲気を良い状態で保つコツをお伝えします。

やり方は単純で、「選対でやらないこと」を決めるだけです。

選挙は熱くなりがちなものです。熱くなると視野が狭くなりますので、今回の記事は、ホッと一息つきながら、見て頂けたらと思います。

今回のポイント!
選挙活動は曖昧で複雑です。そのため、盛り上がってくると「○○しろ!」という公職選挙法が考慮されていないアドバイスを頂くことも良くあります。それが合法なものなら良いですが、「他もやっているから、やれ!」と、違法なことを言われる場合もあります。そのため、無駄なストレスを感じないよう、「うちの選対は○○はしない!」とやらないことを明確に決めておくことをオススメします。ただ、やらないことを決めた以上、それ以外のことは全てやるという気持ちも併せて持っていて下さい。

 

選挙運動は曖昧で複雑なため、「○○しろ!」という声が出がち

選挙運動は複雑で曖昧です。下記のように、様々な活動を選挙運動と見なされる可能性があります。

選挙運動ができるのは、立候補の届け出をしてから投票日の前日までです。これ以前に選挙運動にあたる行為を行うと、いわゆる事前運動となり、禁止されています。
なお、選挙に関係があっても選挙運動にあたらないような、例えば、立候補準備行為(政党の公認を求める行為、候補者選考会、選挙事務所借入の内交渉等)、選挙運動の準備行為(特定の対象からの選挙運動費用の調達、運動員間の任務の割振り等)、政治活動(政党の政策宣伝、党勢拡張等の活動、議会報告演説会等)、社交的行為(年賀、退官あいさつ等)等は、それらの行為に名を借りた選挙運動でない限り自由にできます。

愛知県一宮市選挙管理委員会事務局HPより引用

政治活動だと信じて疑わなかったことが、事前運動だとクレームを受けることもあります。一方、政治活動の名を借りた事前運動のようなことが行われていることもあります。「ここの地区は昔からこれくらいは大丈夫だ!」と、ローカルルールがあるような場所もあります。

このように、境界があいまいなため、「もっと気合い入れて、○○をした方が良い!違法じゃないからやってみろ!」といったアドバイスを受けることが良くあります。しかし、「それはやって良いのか?」と思ってしまうようなことを実行することは、ストレスがかかります。たとえそれが全く違法ではなくても、慣れていない責任者は「なにかあったら自分は逮捕されてしまうのでは?」と思って怖くなってしまうこともあります。

また、選対の中で、「危ないことはやりたくない」という慎重派と、「注意を受けたらやめれば良い」という推進派で意見が対立し、雰囲気が悪くなってしまうこともあります。ひどくなると、「あいつは□□をしているのに、注意されていない。先を越されるのはまずいから、お前もやれ!」と違法行為をやらせようとする声も出てきます。選挙は熱くなると理性を失うため、これは要注意です。

やらないことを決めたら、それ以外のことは全て行おう!

そういったことが起こるからこそ、「私たちは、△△の選挙をしたいから、☆☆に関することは絶対にやりません」という、ボーダーラインを決めておくことをオススメします。また、なにか分からないことああったら、地域の選挙管理委員会とこまめな連絡を取ることもオススメします。

選挙は勝たないといけません。そして、熱が入ってきます。その盛り上がりが正しい方向にいけば良いですが、そうではない場合もあります。そのため、軸がずれないよう、やらないボーダーラインを決めることが大切だと思います。しかし、やらないことを決めたあとは、それ以外の合法なことは全て行うつもりで、活動に望みましょう。

投稿者プロフィール

風間 正利
風間 正利
株式会社おせっ甲斐、代表取締役の30歳。「山梨でなにかやりたい!」という想いが強くなり、大学院修了後山梨に戻り、甲斐の国・山梨を良くするまちづくり会社「おせっ甲斐」を設立。現在は海外事業の共同代表として、ニュージーランドと日本を往復しながら、半球をまたいだ二拠点事業の仕組みを構築中。一方、仕事の傍ら、早朝勉強会「得々三文会」を立ち上げ、熱い想いを持った人の話を聞くことに夢中。