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弊社が行っているプロジェクトの1つに、ニュージーランドでのブドウ栽培があります。厳密には、風間がブドウ栽培を行うパートナー企業に出向し、プロジェクトの共同代表として、ブドウ栽培以外の活動(企画立案、チームビルディング、資金調達など)を行っています。まだまだ準備段階ですが、スリリングな毎日を楽しんでいます。

今日は、ニュージーランドでプロジェクトを行ってみて感じたことを書きたいと思います。結論からですが、「日本の地方でもまだまだ面白いことができそうだ」ということです。

小さな国NZ。しかし、自分たちで未来を切り開く気概を感じる

ニュージーランドは下記のように人口的にはとても小さい国です。

ニュージーランド:447.1万人(2013年)
山梨+静岡=83.3万+369.6万=452.9万人(2015年)

加えて、オーストラリアという大きい国が隣にあります。大量生産をするような産業では勝ち目がありません。また、NZドルは投機に利用されることも多く、ボラタリティが激しい通貨です。外部の影響を直接的に受ける国と言えるかも知れません。

そのため、国民が自分たちの力で地域産業の価値を高めていくことに非常に熱心です。地域の人たちがお金を出し合い、コンサルタントに地域分析をしてもらうこともあるそうです。実際に自分たちも現地の研究者から「ブドウのポリフェノールの含有量は日照量に比例するというデータが出たから、君たちのブドウも機能性食品の視点から売り出すと良いよ」と論文をもらいました。

しかし、国の中だけでものを考えているかと言うとそうではありません。ニュージーランドはビジネスがしやすい国として世界にPRをしているくらい、外部の知恵を借りています。また、ビザや永住権取得のための資料を見ると、国が求めている技能所有者に対しては、大きな加点があるため、「どういった人材を求めていて、国をどのような方向に持っていきたいのか」ということが見て取れます。

大きな国日本。主体的に動けば未来は切り開ける!?

一方、日本では地方は「課題が山積みだ・・・」というため息をつきたくなる気持ちと、「まだまだできることがありそうだ」という気持ちが相反しているように思います。

もちろん地元住民が主体になるのは必要だと思いますが、最近の地方の問題は複雑に絡み合い、地方だけで解決していくのはつらい部分があるように思えます。ITをはじめとした最新の技術を誰でも活用できるようになったことや、世界とつながりやすくなってきたことを考えると知恵のリソースを外部に求めることも可能です。そして、その中で、地方で培われてきた伝統や技術をさらに進化させていくこともできると思います。

自分の頭のリソースで考えると解決策が出ないだけで、「今は解決策は分からないけど、地域内外の知恵を活用できるこの状況であれば、自分たちの想像を超えた解決策を自分たちの力で創れそうだ」という気持ちが持てれば、なにか状況が変わってくると自分は信じています。

繰り返しになりますが、

ニュージーランド:447.1万人(2013年)
山梨+静岡=83.3万+369.6万=452.9万人(2015年)

です。

日本でも、そして、地方でももっともっといろいろなことができそうだなと、ニュージーランドでビジネスを行いながら感じました。なにか仕掛けたいですね。

投稿者プロフィール

風間 正利
風間 正利

株式会社おせっ甲斐、代表取締役の30歳。「山梨でなにかやりたい!」という想いが強くなり、大学院修了後山梨に戻り、甲斐の国・山梨を良くするまちづくり会社「おせっ甲斐」を設立。現在は海外事業の共同代表として、ニュージーランドと日本を往復しながら、半球をまたいだ二拠点事業の仕組みを構築中。一方、仕事の傍ら、早朝勉強会「得々三文会」を立ち上げ、熱い想いを持った人の話を聞くことに夢中。