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「起業するのは怖いです。失敗したら借金とか大丈夫ですか?」と良く聞かれます。

今回は、そのことについてです。実際はケースバイケースの話ですので、あくまでも自分自身のことをお伝えします。また、借金については、信用のある金融機関からの借入を想定し、借金が良いという主張ではありません。「起業⇒失敗⇒借金」という部分で思考停止してしまうともったいない、というのが今回の趣旨です。その点、ご理解ください。

実際に起業してみて、その問いにどのように答えているかというと、「そもそも実績がないと誰もお金を貸してくれません。手持ちのお金がなくなったらバイトするだけです(もちろん、そうならないようにしますが・・・)。それと、お金を借りることの意味を考えてみてください」という感じです。自分も最初は起業に対して、失敗したら借金を背負うという恐怖心がありました。

それでは、なぜこのような答え方をするようになったかを下記3つの例をもとに、説明していきます。

・そもそも信用がなければ借金はできない
・借金をできる額はその人がいるフィールドを表す
・借金は手段である

そもそも信用がなければ借金はできない

たとえば、自分がお金を貸す側の立場になって考えてみます。「なにをやるかよく分からない人にお金を貸しますか?」という質問をされたときに、「貸す」と答える人はほとんどいないと思います。反対に、「この人にはお金を貸しても良いと判断できる人は、どのような人でしょうか?」という問いにたいしては、「信頼ができる人、実績がある人、売り先を持っている人」などの返済につながる理由があがってくるかと思います。つまり、しっかりとした金融機関などから借金ができるということは、ビジネスプランや本人に信用があるということです。そのため、「起業に失敗したら借金を背負いますか?」という問いについて、そもそも借金を背負うことすらできない人もいるということです。

借金をできる額はその人がいるフィールドを表す

小学校の頃、500円は大金だったと思います。そのときに、1万円を貯めることは大変なことでした。しかし、社会人になると1万円を貯めることはそれほど難しくありません。それは、1万円以上のお金の取引がされる環境に身を置いているからです。話を借金に戻すと、1億円の借金ができる人は「1億円の返済ができる環境」に身を置いているということです。つまり、小学生が社会人の世界を理解できないように、そういう環境を理解できないと怖さだけ助長される可能性があるということです。まだなにもやらない段階から「多額の借金は怖い」と思考停止してしまうのはもったいないと思います。

借金は手段である

ある社長からは、「借金を悪いことだと考えていると大きいことはできない。手持ちの資金ではできないことを、借りたお金もあわせて実行できれば、大きいこともできる。そうやって事業規模を大きくしたり、深くしていけばそれが事業の強みになってくる。そうすれば、さらに次の手が打てる」という言葉を頂きました。その社長は、事業を強化するために、お金を借りて事業スピードを速くするということを行っています。

結局は、自己判断だが、「実体験しないと分からない」ことがある

借金をするかしないかは、それぞれの方針によって違いますが、自分はこれらのことを聞いたり体感して、起業後に「借金=悪いこと、怖いこと」という感覚はなくなりました。お伝えしたいこととしては、こういったように、「実体験しないと分からない感覚」というものがあるということです。もし、起業の失敗に関して興味のある方は、実際に起業をしている人と話しをするのが良いと思います。

初めの問いに戻りますが、「起業に失敗したら借金生活なのか・・・?」について、「そもそも失敗とはなんなのか?」、「どうすれば借金ができるのか?」という問いもセットで考えると違った答えが出てくるのではないでしょうか。

投稿者プロフィール

風間 正利
風間 正利
株式会社おせっ甲斐、代表取締役の30歳。「山梨でなにかやりたい!」という想いが強くなり、大学院修了後山梨に戻り、甲斐の国・山梨を良くするまちづくり会社「おせっ甲斐」を設立。現在は海外事業の共同代表として、ニュージーランドと日本を往復しながら、半球をまたいだ二拠点事業の仕組みを構築中。一方、仕事の傍ら、早朝勉強会「得々三文会」を立ち上げ、熱い想いを持った人の話を聞くことに夢中。