いろいろ実験をしてみたくて、ウェアラブルカメラを購入。「Panasonic ウェアラブルカメラ ブラック HX-A1H-K」です。

動画はシーズン中に収穫の様子を録画したものです。

家庭用に生食用ブドウを作っている区画があるので、そこの収穫にさっそくカメラを付けて行ってきました。まだ慣れが必要ですね(農作業にも、カメラにも。笑)

下記、カメラの購入とも絡む、1年ブドウに関わって感じた5つのことです。ものすごく個人的なものになります。あらかじめその点をご理解ください。

1.作業に対してなにかしらのフィードバックの仕組みが必要

自分のやっている作業が正しいかどうかが分かるようにしたいと感じました。それもあってカメラを購入しました。あー、カメラを今年頭に買っていればと強く思いました。

現場に出て自分なりのやり方を見つけていくような業界でもあるため、「10年やって分かってくる」と言われることもありました。しかし、ブドウは1年に1回の作業しかできないため経験の蓄積が難しいです。これでは生活設計も難しいので、新規就農者がなかなか定着しないことも分かります。だからこそ、経験はもちろんですが、客観的に上達が分かる仕組みを作らないといけないと感じました。

2.付加価値が付く作業(肥料の配分、剪定のやり方など)の特定

機械化が進んだり、競合が増えたときに、主張できるものを持っていると強いとも感じました。また、人に任せて良い部分とそうでない部分が分かるようになることも大切です。農家側の価格交渉権が弱い理由の1つは、ここを明確化できないからかもしれないとも思いました。AIや機械化が進んだときに、コモディティ化しないような部分をどこに作るかは大切な視点だと感じました。

3.ブドウの生理を知ることが大切

たとえ文献ベースでも前提となる知識を入れておくのが良いと感じました。ブドウは1年に1度しか体験ができないので、現場での体験にシナジーを生み出すような知識のインプットが大切だと感じました。もっと勉強しなければと痛感しました。

4.体調管理は大切

農業は生活と密着しているなと強く実感しました。そして、ブドウは成長を待ってくれません。そのため、コンスタントに無理なく作業をし続けられる環境づくりや体調管理をすることは大切だと感じました。
また、自分の家は家族経営のため、家族単位で生活を合わせるようなチームワークも大切だと感じました。

もちろん繁忙期はアルバイトを呼んだり、作業時間は延びますが、両親は通常は10-12時、15-17時という作業時間で1年を通しています。最初は、「え、それだけで良いの?」と思っていましたが、60歳前後の夫婦がプライベートも楽しみながら、毎日無理なくコンスタントに畑に出るにはそのくらいの時間が丁度良いということでした。

これはビジネスでも同様ですね。無理なく一定の成果が出せるような自分なりのスタイルを見つけることの大切さを農業から学びました。

5.業界の方たちに敬意を払いながらも、適度なスルー力も必要。笑

皆さん、特徴的な持論をお持ちです。本当に職人の世界です。ものすごくためになる意見を頂くこともあれば、他者のやり方の批判を聞くこともあります(エスカレートすると、人格批判にまで発展することも・・・)。

経験則が強い業界でもあるので、持論に自信を持つことが大切だったのでしょう。そのため、経験を持った方に敬意は払いながらも、極論については聞き流すこと、「批判のようなアドバイス=自分への人格否定」と捉えないことも大切かと感じました。悪気がない方も多いのです。ただ、口が悪い人も多いのです。

以上、私見にもとづいた振り返りでした。

ニュージーランドの畑と絡めれば1年に2回のデータが取れるので、いろいろ企み中です。これからが楽しみです!

投稿者プロフィール

風間 正利
風間 正利

株式会社おせっ甲斐、代表取締役の30歳。「山梨でなにかやりたい!」という想いが強くなり、大学院修了後山梨に戻り、甲斐の国・山梨を良くするまちづくり会社「おせっ甲斐」を設立。現在は海外事業の共同代表として、ニュージーランドと日本を往復しながら、半球をまたいだ二拠点事業の仕組みを構築中。一方、仕事の傍ら、早朝勉強会「得々三文会」を立ち上げ、熱い想いを持った人の話を聞くことに夢中。