権利保護のやり方として、商標登録をしたり、特許を取るなどある意味公的に保護をすることも大切です。一方、そういった登録費用がなかったり、それだけではカバーできないものの場合は、独自ルールを作り関係者を囲い込むことも大切です。

今回は、そのやり方についてです。

囲い込みのやり方としては、たとえば、下記のような10箇条を作り、そのルールの中で自分たちや関係者がメリットを感じるかどうかを考えます。もし、頭の中でそのようなシステムが浮かぶようであれば、囲い込みのシステムを作ることを検討してもよいと思います。ファンクラブ、フランチャイズなどの仕組みを考える感じです。

「○○ブランドを使用するための10箇条」

1.○の生産指導を受けること
2.生産物については○の品質チェックを受けること
3.○が提供する生産機具を使用すること
4.~


上記を守ると下記を行うことができる

・○のロゴを使用可
・○の持つ販路を利用可能

このような感じです。

この場合だと、○○ブランドが機能すると、関係者は良質な販路に商品が提供可能です。そして、仕組みを作る側も関係者に生産指導や生産機具の販売で収入を得られます。そして、このシステムに乗らない製品との差別化ができます。

公的な権利保護も大切ですが、囲い込みで同様の役割が果たせるかを考えることも選択肢を増やす意味で大切だと感じます。