情報発信をする上での注意事項
今回は、想いをしっかりと市民に伝えられるような、情報発信の注意点について書きたいと思います。
冒頭結論メモ!
■注意する点
- 良いことを書いているのだから分かってくれるだろう思考
- 勉強している自分だけが、分かった気になっている現象
そうならないために、行う工夫↓↓↓
■伝える工夫
- 文章を読んで頂いたあとにどうして欲しいのかを明確にする
- 写真などビジュアルを駆使し、読みたいと思ってもらう
- 専門用語は使わず、分かりやすい表現を使用する
- 市民1人1人にどういう、影響があるのかを書き、イメージが沸くようにする
- スケールの大きい話はそのプロセスも書き、具体性を出す
- 多様な視点を入れるために、とくに若者、女性にチェックをしてもらう
「え、これ誰が見るの?」
以前、ある議員の方に、地域の人たちに活動を伝えられるよう、自分の想いや、これまで行ってきたことを紙にまとめて頂いたことがあります。
ただ、その文章を見て、感じたことは、「え、これ誰が見るの?」というものでした。
具体的にはこのような感じです。
- 文字が多すぎる
- 良い言葉がたくさん書いてあるだけで具体性がない
- 専門用語を使いすぎている
- スケールが大きすぎてイメージが沸かない
- 読んで頂いたあとに、どういう行動をして欲しいかというゴールイメージがない
自分:「これは誰が読むのですか?読むまでのハードルが高すぎませんか?」
議員:「書いていたら、まちについての想いがあふれてきました。良いことが書いてあると思いませんか?」
自分:「確かにそれはそうですが・・・」
議員:「ぼく、これを書くために、いろいろ調べたんですよ!」
という会話がありました。
文章を書くのは大変であり、一度筆が進むと高揚感がでてきます。そのため、書いているだけである種の満足感を得られてしまいます。しかし、そこで終わってしまうと、
- 良いことを書いているのだから分かってくれるだろう思考
- 勉強している自分だけが、分かった気になっている現象
ということが生じます。
その熱意は確かに大切です。ただ、その熱意が伝わらないことはものすごくもったいないと思います。
「読んで頂く」という姿勢が大切
すでに、知名度や専門性があり、「あの議員の文章を読んでみたい!」という状況になっている場合は、話は違いますが、そういう状態の議員は少ないと思います。そのため、たとえば下記のような「伝える工夫」が大切になります。
- 文章を読んで頂いたあとにどうして欲しいのかを明確にする
- 写真などビジュアルを駆使し、読みたいと思ってもらう
- 専門用語は使わず、分かりやすい表現を使用する
- 市民1人1人にどういう、影響があるのかを書き、イメージが沸くようにする
- スケールの大きい話はそのプロセスも書き、具体性を出す
- 多様な視点を入れるために、とくに若者、女性にチェックをしてもらう
想いを表現するためにはエネルギーがいります。だからこそ、その想いをしっかりと伝える所まで、考えなければなりません。
「『熱い想い』×『伝える工夫』」で、しっかりと想いを伝えていきましょう!