「そこに行けば必ず会える」会

こんな人にオススメ!
・支援者の幅を広げたい議員の方
・支援者との出会いの場がない議員の方
・活動内容を周知したいNPOなどの団体の方

 

「そこに行けば必ず会える」ことが大切

昨日の、「配付資料には、「出会える場」を明記して、直接話す仲間を増やそう!~「情報の投げっぱなし」にならないように~ 」というブログで、「そこに行けば必ず会える」ということの大切さについて書きました。そして、その記事の中で、ある議員の活動の様子を少し紹介しました。以下の枠内が、その引用です。

また、「自分から会いに来てくれる人」は1人でも価値があります。

今、活動のサポートをしている議員の方は、誰もが気軽に会いに来ることができる会を月に1回、開催をしています。その会には、その議員の活動報告資料を見て来てくれる人がほとんどです。そういった人たちは、議員に対し具体的な指摘をして下さったり、面白い情報を持ってきてくれます。

政治に関心を持つ人はそれほど多いとは言えません。そのため、能動的に関わってくれる人が1人でもいることは本当に心強いことです。

そこで、今回はその議員が行っている、「そこに行けば必ず会える」会の実例を通して、その大切さを説明していきます。

今回のポイント!
「そこに行けば必ず会える」という会を開くことは、手軽にできることでもあります。最初は、「人が来なかったらどうしよう?」と心配になるかもしれませんが、人が来なかったらその時間は普段できないこと(本を読む、ブログを書くなど)をする時間にできるからOK!と、ポジティブに考えましょう。そういった会を開催し続け、市民の声を聞く姿勢を出し続けることは、大切なことです。

 

いつでも会える会は、参加者にも好評です

その議員は月に1度、第3木曜日の18:30ー20:00まで特定のカフェに必ずいるという、ゆるいお茶会を開いています。テーマは自由で、途中参加と退出も自由です。

他にも勉強会やイベントを開催していますが、その会だけは、「そこに行けば必ず会える」という状況を作ることを目的に、参加するためのハードルが高くならないように気を遣っています。

実際に行ってみると、参加者は3~8人くらいと少人数で推移していますが、参加者が知り合いを連れてきてくれるなど、今まで出会えなかった人たちと話ができ、いろいろな情報に触れることができるようになりました。また、次のような言葉をもらったこともありました。

「議員の人と気軽に話ができて良かった」

「他の議員も、市民の声を聞く場を作って欲しい」

「人柄も分かって良かった」

市民に想いを伝える活動は大切です。そのため、知り合いの議員の方たちには、いつでも会える会の開催を提案しています。しかし、「人が来なかったらどうしよう・・・」、「集客はどうしているのか?」と心配し、なかなか実行に移せない方が大半です。その悩みに対する答えを、実際に開催に関わっている側の目線からお答えしましょう。(市民の代表でもある議員が、参加者の少なさによる見栄を気にしてばかりいることはおかしなことですが・・・)

会を行う上で大事なこととは?

大事なのは、逆転の発想です。集客の心配は後回しにしましょう。たとえば、人が来なかったら、その時間に1冊の本を読み切るといったように、普段はなかなかできないことをやる時間にしてしまえば良いのです。ブログを書くといったことでも大丈夫です。

また、勉強会に人が来たかどうかなんて、本人以外、気にしている人はいません。また、人数が少ないことを知ってもらえるということは、会を開催しているということを知ってもらえているということでもあります。その点で、なにもしていない人よりは、確実に良い結果が導かれると思います。

加えて、裏話になりますが、毎回、会の参加者をFacebookのイベントに招待していると、「いつも招待ありがとうございます。勉強会に行けずに申し訳ありません。熱心に活動されていますね。応援します!」と言わることが何回もあったと、その議員から聞きました。

そう考えると、「人が来ないという悩みは取るに足らないことだ!」と思うようになりませんか?

是非、地域の方たちと気軽にできる意見交換の場を作り続けて下さい。そういう議員がいる地域の未来は明るいと思います。

チェックリスト
・集客ばかりを気にしすぎていないか
・参加人数を気にしすぎるあまり、市民の声を聞くという本来の目的を見失っていないか