氷水でホッと一息

こんな人にオススメ!

・選挙対策本部(選対)に加わっている人
・活動が波及していかないと悩んでいる候補者

ポイント!

・選対メンバーは選挙で勝つための策を考えることに力が入りがちで、候補の想いや考えている政策を知らないことがある
・選対メンバーに「候補の想い、候補が行うこと」をすり込むことが大切
・選対メンバーの熱量以上に有権者の熱が高くなることはない

 

「候補はどういう人?なにをやってくれるの?」という問いに答えられない選対メンバーも実は多い・・・

今回は、選対を仕切らせて頂いた経験をもとに、活動を広げていくコツをお伝えします。

選挙は盛り上がってくると視野が狭くなりがちです。写真のようにホッと一息ついて、「クールヘッド、ホットハート」を心がけて下さい

選挙は、票を獲得しなければなりません。そのために、選対メンバーが集まり、どうやって票を獲得するのかを考えていきます。「地区で顔が利く人は誰か・・・」、「消防団とつながりはあるか・・・」といった会話も飛び交います。

ただし、これは「票を獲得するやり方」であって、あくまでもテクニックの話であるということを忘れてはいけません。というのは、こういった、テクニックの話は面白く盛り上がりやすいからです。

選対メンバーの熱を有権者に伝えよう!

しかし、大切なことは「候補の想い、候補が行うこと」です。

テクニック論だけが盛り上がり、選対メンバーが候補の考えを知らないことも多いです。それは、選対メンバーは昔からの候補の知り合いで構成されることが多いからです。「昔からの付き合いだから応援をするよ」であり、「候補の想いや政策に共感したから応援するよ!」ではないことに注意をしなければなりません。

けれども、有権者には、「候補の想いや政策に共感したから応援するよ!」と思ってもらわなければいけないのです。ここにミスマッチが生じがちです。

候補と近い距離にいる選対メンバーがこのことを有権者に説明ができないようでは活動は広がっていきません。そういった状況では、「候補の仲間が候補のことをしっかりと説明ができないということは、この候補は、単に議員になりたいだけではないか?自分の考えを持っていないのか?」と思われてしまします。

選対メンバーの熱量以上に有権者の熱が高くなることはないのです。ただ、逆を言うと、選対メンバーの熱が有権者に伝わり、活動が大きくなっていくのです。