- こんな人にオススメ!
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・議員になりたいと考えている方
・自分の強みを探している方
・スピーチや演説に困っている議員の方 - ポイント!
・立候補する時点でものすごい実績がある人は少数であるため、「取り柄がない」と自信をなくす必要はない
・立候補する理由を多くの人に語り、洗練をさせていくと、自分の軸が見えてくる
自信を持って、自分なりの立候補の理由を話してみよう!
今回は、新人候補をサポートさせて頂いた経験をもとに、立候補理由を作るときのコツをお伝えします。
やり方は単純で、おおざっぱでも自分なりに下記の文章を作って、人に話すことです。当選した方たちや、活躍している議員の方を見ると、大体下記のポイントが端的に答えられるようになっているように思います。
(もちろん、これは一例です。ご自身の状況によってアレンジしてみて下さい)
私はこのまちの問題は、◆◆(問題意識)だと、☆☆をしている最中に強く感じた(当事者意識)。
私は、○○高校/大学で××の勉強をし、△△社に入り、□□をした。そして、◇◇の能力を得られた(経歴、技能)。
だから、自分が議員になると「・・・」の部分に関しては「■■」の成果を出せると強く信じている(メリットの提示)。
そして、++市を「ーーーーー」なまちにしていきたい(ビジョン、夢)。
そのために、まずは▽▽を実行する(具体性)。
「自分にはなにも取り柄がない・・・」、「何を言って良いのかが分からない」という悩みを持たれている新人の方は多いです。
しかし、「この人の実績や経歴はすごい!絶対に議員になってもらいたい!」という状態で立候補する方はほとんどいません。 また、実績の捉え方は人それぞれですので、自分が萎縮をしてしまうような経歴の方の実績を他の人が評価しているとも限りません。
そのため、自信をなくす必要はなく、「自分は自分」と割り切り、自分なりの理由を堂々と語れば良いと思います。そこで、上記のフォーマットに沿って1分程度で立候補の理由を語ってみて下さい。
たくさんの人に話しながら考えをブラッシュアップしていこう!
実際に話し始めると、「え、そこで体験したことが本当に役に立つの?」、「え、それってこのまちで本当に困っている人がいるの?」というように、たくさんのつっこみを頂くことになります。
そうしましたら、それらに対する答えを考えていくだけとなります。実際に地域を歩いて、自分の考えが合っているかを確認したり、自分が何を学んできたかを再確認したりしていきます。
この作業を繰り返していくと、伝え方が上手になるだけではなく、自分の中で自分に求められている役割が明確になってきます。そうなると、自信も付き、「この人に議員になってもらいたい」と思われるようになっていきます。
「議員になりたいです!!その想いだけは負けません!」という熱意や若さに期待をして頂き、議員になれることもあるかも知れません。「やる気、元気」といった熱量はとても大切です。
しかし、あくまでも主観ですが、ここ1、2年、地域の方のヒアリングをしてみると、「で、その議員は自分たちの生活をどう良くしてくれるの?」と、メリットに直結するような回答を期待する人が増えてきた印象を受けます。単純にやる気と元気だけでは評価がされない気がします。
そのため、繰り返しになりますが、有権者が気になる下記5点を網羅した立候補理由を考えることが大切だと思います。
・問題意識、当事者意識
・経歴、技能
・メリットの提示
・ビジョン、夢
・具体性
これらが語れる議員が地域にあふれていくと、その地域は必ず良くなっていくと思います。