とあるプロジェクトが少し大きくなってきました。
これまでは、自分が必死にプロジェクトの骨格を考えたり、資金調達に走ったりと自分が止まるとプロジェクトも止まってしまうという一体感がありました。
しかし、今は関わる方も増え、それぞれが強みを発揮し始めてくれています。
「なんとなく、自分がいなくても回っていく感じ」がします。もちろんまだまだ自分が雑用も含めてやらなければならないことも多いです。けれども、そういった感覚も少し感じ始めたことが、最近の気づきです。
そして、この感覚をどう捉え、どのように振る舞うのかということを考えています。加えて、この感覚が、自分一人で事業を行うのではなく、チームでことを成し遂げるときに意識するポイントでもあるように感じています。
この気持ちを忘れないために、ブログに記述したいと思います。
意識する自分の役割
良く自分がいなくても回る仕組みを作ることが事業を進めていく上で大切だという話も聞きます。
ただし、それに比例して自分の存在感が薄れていくような気持ちも感じています。とくに自分の場合は、まわりのメンバーは特殊技能で事業に貢献しており、自分にはそれがないからです。あるといえばフットワークの軽さと企画力ですが、それらは自分の思い込みかも知れないですし、代替可能な気もしています。これは自分の未熟さもあると思いますが、率直な気持ちです。
では、どのように自分は振る舞うか。今、2つを考えています。
呼吸は絶対に必要な行為ですが、普段呼吸を意識する人はいません。そういった縁の下の力持ちのように、自然と呼吸ができるシステムを事業の中に作りあげることが大切なのかなとも思います。事業の円滑化、組織の効用最大化とでも言うのでしょうか。これが1つ目です。
2つ目は、事業目的に則り「自分が切りひらかないと進まない領域」においては自分がフロントランナーとなり、その領域を「なんとなく、自分がいなくても回っていく領域」に転換していくことです。既存の状態に満足せず、一歩先を目指し続ける組織作りです。
この2つは相互依存関係も強いです。未開の地に入り込み、道を切り開きながら、仮舗装するという感じでしょうか。仮舗装までできれば、「あとは自分がいなくても大丈夫だろう」と思えるかと思います。そうして、新しい領域に挑戦していくという感じです。
今回の投稿は、考えを文字化して整理するためのものです。そのため、この結果事業が良い方向に行くかどうかは分かりません。ただ、自分は上記の2つの役割を胸に秘めて動いていこうと思います。あとは動きながら考えます。
ただ、こういった新しい気持ちを感じられるのは、自分で事業をしているからかも知れません。楽しく幸せなことです。