仕事が忙しくなってきたときに感じる高揚感は気持ちが良いモノです。そして、高揚感とともに、高いハードルもあっという間に飛び越えてしまうことがあります。
しかし、もう1度同じ事をやろうとしてもできないことがあります。それは、ノウハウの蓄積ができていないからです。自分も今、プロジェクトで同じような課題に直面しています。前回の作業をまとめておけば、今回は短時間で実行できたのにと感じてしまいました。高いハードルを越えること自体が素晴らしいことですが、今後同じようなハードルが現れることを想定し、そこを次々と飛び越えられる仕組みを同時に作っておくことも大切だと強く感じました。
忙しいとなかなか振り返りを行うことが難しいですが、たとえば、現場の雰囲気や電話のやりとりで進んでしまったことを、一定期間にまとめて個条書き程度でも構わないのでメールで送っておくというように、なんらかのタイミングで文章化することが大切だと実感しています。
とくに、誰もやったことのないことを行う場合は、前進するだけでも大変です。しかし、自分たちの作った道が、これからの人たちの道となると思い、ノウハウ化までを行うことでその事業自体をさらに大きくしていくのではないでしょうか。
高揚感と平常心を使い分けながら、勢いよく進むところと、足場を固めるところをしっかりと認識していきたいと思いました。