- こんな人にオススメ!
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・選対を仕切っている方
・選挙に関わることになったものの活動が分からない方 - ポイント!
- ・選挙に関わって下さっている方たちには、「具体的な指示」と「やってはいけないこと」を伝え、安心した状態で活動を行って頂くと、自発的な活動が広がっていく
・連座制で逮捕されるニュースなどで、「選挙は怖い」というイメージを持っている人もいて、その恐怖が活動のブレーキになっている
「具体的な指示」と「やってはいけないこと」を併せて伝えよう!
今回は、選対を仕切らせて頂いた経験をもとに、メンバーが自発的に動き出すためのコツをお伝えします。
やり方は単純です。「具体的な指示」と「やってはいけないこと」をお伝えするだけです。
一般の方たちは選挙になじみがありません。そのため、選対に入ったり、ボランティアとして活動を手伝って下さるときに戸惑うことが多いです。
そこで、たとえば、「20枚の名刺の束を50個作って下さい」、「事務所に来て下さった方のリストを作って下さい」など、具体的な指示を出すことも多いです。こういった事務作業をして下さることはもちろん嬉しいことでもあります。
自発的な活動を広げていくためには、「やってはいけないこと」を理解してもらい、安心感を持ってもらうことが大切
しかし、事務所を離れたあとにも、自発的に行動をしてもらう人を増やさなければ活動は広がっていきません。
以前、「選挙のことは良く知らないから、間違ったことをして迷惑をかけてしまわないか心配だった」という意見を頂いたことがあります。
その方は、「○○のために1票お願いします」と言ってはいけないと思い込み、どうやって応援をしようかと悩んでいたようです。
特定の選挙において、特定の候補に対する、票の依頼をしてはいけないという「政治活動」の中で行ってはいけないことを、選挙期間中の「選挙活動」でもしてはいけないと混乱をしていたようです。
そこで、政治活動と選挙活動の違いを説明した資料を作り、やって良いことといけないことをお伝えしたところ、自発的に応援をして下さるようになりました。
これは極端な例ではありますが、「選挙は怖いもの」というイメージを持つ人がいることを示唆していると思います。選挙に関わった人が連座制で逮捕されるようなニュースも流れており、その不安はより高まっているのではないでしょうか。
具体的なお願いをしても、心の中で「これはやって良いことなのか?」という不安を抱え、作業が進まないことがあるのです。そのため、具体的な指示とともにやってはいけないことも併せてお伝えすることが大切だと思います。
経験上、下記をお伝えしておくと不安を取り除けることが多いです。
・公職選挙法に関すること(とくに、連座制、ネット選挙など)
・「政治活動」と「選挙活動」の違い
・ローカルルール
是非、集まって下さった方に対して、「具体的な指示」と「やってはいけないこと」をお伝えし、「そこまでやって良いんですね!早速やってみます!」と自発的に動いて下さる方を増やしていって下さい。
ちなみに、「やらないこと」を決めることの大切さは「選挙運動は複雑、かつ、曖昧で、たくさんの意見が飛び交うため、「うちでは、○○は絶対にやらない!」というラインを決めて、ストレスを溜めないようにしよう!~選対マネジメント編-その4~」のブログにも書いていますので、お時間のある方は見て下さい。